いよいよ施設の決定

いくつかの候補の中でここが良さそうという事で一つの介護施設に決めました。これは私と主人の意見なので、次の日にお義母さんを一緒に連れて行き、実際に施設の中を再度見学させてもらいました

私はお義母さんがもし気に入らなかったらどうしようなどと考えていましたが、お義母さんはとても素敵な場所。と言ってくれたので、主人と私はそっと胸をなでおろしました。

前回の見学の時に概要は説明してもらえたので、今回は疑問点などを質問しました。その後入所に必要な手続きを終え、後日実際に入所が始まりました。

準備は大変でしたが、心なしか新たな所で始まる生活お義母さんの表情が少し明るくなったような気がしました。

お義母さんが入所している介護施設は私の住んでいる所から3駅ほどです。車で20分といった所でしょうか。遠くはないですが、近くもないですね。

仕事を終えて、車でそのままお義母さんに会いに行くというのが毎日の日課です。大変の様に聞こえるかもしれませんが、今までの介護と看護師の仕事という両立に比べたら大分楽になりました

最初は私が意気地になり、介護の大変さも分からぬまま、安易にスタートさせてしまった介護生活。そのせいで逆に色々な人に迷惑をかけてしまったなと今は反省しています

私の気持ちが先行して、一番に考えるべきお義母さんの事を考えていなかったなと。大変な介護生活でしたが、そこに関しては少し反省と共に成長できたかなと思います。

施設での生活

ご主人を亡くされてから塞ぎがちになっていたお義母さんなので、新しい環境での生活には馴染めているかなと最初は凄く心配になり、毎日、仕事が終わったら介護施設に行っていました。

今までは、人とあまり関わらない生活をしていたのですが、この施設に入ってからは色々な人がいるので、今までよりも明るくなったように感じられます。痴呆の進行も今までよりは遅くなったかな。

新しい環境での生活に慣れたようでとても安心しました。特に誰にも気を使う事無く、穏やかに暮らせているなと。最初は私のわがままのようなものでスタートした介護生活ですが、今のお義母さんの姿を見ると本当に介護施設を利用して良かったなと思います

もし、今も介護施設を利用する事無く、自宅で私が看護師との両立で介護していたらと考えるとゾッとします。

介護によって家庭崩壊にまで至ってしまったというのは少なくない話だからです。私の家庭はそこまでにはならないでしょうが、少なくとも介護を受けているお義母さん本人が気を使ってしまい穏やかには暮らせていなかったでしょうね

介護というのは凄くエネルギーを使います。数か月や1年は大丈夫でしょうが、何年も続くとなるととても大変です。何よりも終わりが見えないんです

一体この生活を何年続ければいいんだろう?っていつも自問自答してしまうようになってしまいます。人間終わりが見えないのに努力を強制される事ほど辛い物は無いのです。

 

 

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です