サ高住の居室・設備|広さやバリアフリーを確認

サ高住の居室には面積・設備・バリアフリーの登録基準がありますが、基準を満たしていれば誰にとっても暮らしやすいとは限りません。

国の基準では、専用部分の床面積は原則25㎡以上で、十分な共用設備がある場合は18㎡以上とする扱いがあります。設備は原則として台所・水洗便所・収納・洗面・浴室を備えますが、台所・収納・浴室は共用設備で代替できる場合があります。

結論|面積の数字より、家具と福祉用具を置いた後の動線で判断する

車いす、歩行器、介護ベッド、トイレ介助、食堂までの移動、夜間の照明、緊急通報、避難経路まで本人の生活に当てはめて確認します。専用設備と共用設備の違いも重要です。

居室面積は原則25㎡以上

十分な共用設備がある場合は18㎡以上

居間・食堂・台所等を共同利用でき、十分な居住環境を確保できる場合は、専用部分を18㎡以上とする扱いがあります。

自治体独自基準がある場合もある

登録主体によって独自基準が設けられている場合があるため、候補住宅の登録情報を確認します。

25㎡だから広い、18㎡だから狭いとは単純に判断できません

柱、収納、トイレ、家具配置で実際に使える空間は変わります。

家具を置いた状態で動線を見る

介護ベッドを置く

ベッド周囲に介助者が立てるか、車いすを横付けできるかを確認します。

歩行器・車いすが通れるか

ベッドからトイレ、洗面、玄関までの通路幅を見ます。

夜間に転倒しにくいか

家具の角、電源コード、ラグなどが動線を妨げないか確認します。

POINT

見学時に普段使っている歩行器や車いすを持参できれば、写真や図面だけでは分からない使い勝手を確認しやすくなります。

専用設備と共用設備を分けて確認する

設備確認ポイント
トイレ・洗面居室内にあるか、介助しやすいか
台所専用か共用か、火気ルール
収納専用か共用か、容量
浴室専用か共用か、介助方法
緊急通報設置位置、操作方法

台所

IHか、簡単な流しだけか、冷蔵庫置場があるか、自炊ルールを確認します。

浴室

共用浴室なら利用時間、予約、介助、浴槽への出入り方法を確認します。

収納

衣類、紙おむつ、医療材料、福祉用具を置く余裕があるかを確認します。

トイレは「入れる」だけでなく介助できるかを見る

車いすで方向転換できるか

便器まで入れても、介助者が横に立てなければ使いにくい場合があります。

手すり位置

本人が立ち上がる方向と手すりが合っているか確認します。

夜間の照明

ベッドからトイレまで足元灯を使えるかを確認します。

共用浴室は介護度が上がった後まで確認する

一般浴槽だけか

立位が難しくなった場合に使える設備があるか確認します。

入浴介助を誰が行うか

住宅職員、訪問介護、通所介護など、担当と費用を確認します。

浴室が使えなくなったときの代替

デイサービスや訪問入浴等を利用できるかを確認します。

バリアフリーは段差だけではない

段差がなくても、重い扉、長い廊下、滑りやすい床、遠い食堂は負担になることがあります。

居室から食堂まで歩いてみる

距離、休憩場所、エレベーター待ちを確認します。

玄関・エレベーター

車いすで出入りしやすいか、ストレッチャー搬送が必要になった場合も考えます。

緊急通報装置は場所と使いやすさを見る

ベッドから押せるか

転倒して床にいる状態でも操作できるかを確認します。

トイレ・浴室にもあるか

転倒リスクの高い場所へ設置されているかを確認します。

認知症・麻痺がある場合

本人が操作できないならセンサーや定期巡回等の代替を確認します。

二人入居では生活動線を二人分で考える

二人用居室でも、ベッド2台、衣類、福祉用具を置くと動線が狭くなる場合があります。

どちらかの介護度が上がった場合

介護ベッドや車いすを追加しても二人で住み続けられるか確認します。

生活時間が違う場合

睡眠・テレビ・トイレなど、一人部屋とは違う負担も考えます。

災害・停電時の設備も確認する

避難経路

階段しか使えない場面で車いす利用者をどう避難させるか確認します。

停電時

エレベーター、緊急通報、電動ベッド、在宅酸素などへの対応を確認します。

非常用電源

どの設備が非常電源へ接続されるかを確認します。

居室・設備で確認したい10項目

  • 専用部分の面積
  • 家具配置後の通路幅
  • トイレ介助のしやすさ
  • 台所・浴室・収納が専用か共用か
  • 共用浴室の介護対応
  • 食堂までの距離
  • 緊急通報装置の位置
  • 車いす・歩行器の動線
  • 福祉用具の追加余地
  • 避難・停電時の対応

居室の場所でも暮らしやすさは変わる

エレベーターからの距離

歩行が不安定な人は、食堂やエレベーターまでの距離が毎日の負担になります。

職員のいる場所との距離

緊急時に駆けつけてもらいやすい位置か、夜間の音が気にならないかを確認します。

日当たり・外の音

窓の向き、道路や駐車場の音、夏場の室温なども長期生活には影響します。

将来必要になる設備を想定する

今は自立していても、将来車いすや介護ベッドが必要になる可能性があります。

介護ベッドを入れられるか

電源、設置スペース、介助者の立つ場所を確認します。

手すりを追加できるか

壁への固定が必要な場合、住宅側の許可が必要かを確認します。

医療機器を置く余地

在宅酸素、吸引器などを使う場合の電源・保管場所を確認します。

まとめ|登録基準と本人の使いやすさは別に確認する

サ高住には面積・設備・バリアフリーの基準がありますが、基準適合だけでは本人の暮らしやすさは分かりません。

家具・福祉用具を置いた後の動線、共用設備、介助、緊急通報、災害時まで本人の生活に当てはめて確認しましょう。

居室は面積だけでなく、トイレ・洗面・収納・緊急通報装置の位置、車いすでの動線、家具を置いた後の移動スペースまで確認します。状態が変化した場合に福祉用具を追加できるかも見ておくと安心です。

居室は面積だけでなく、トイレ・洗面・収納・緊急通報装置の位置、車いすでの動線、家具を置いた後の移動スペースまで確認します。状態が変化した場合に福祉用具を追加できるかも見ておくと安心です。

居室は面積だけでなく、トイレ・洗面・収納・緊急通報装置の位置、車いすでの動線、家具を置いた後の移動スペースまで確認します。状態が変化した場合に福祉用具を追加できるかも見ておくと安心です。

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