サ高住の月額費用は、家賃・共益費・生活支援サービス費などの固定費に、食費、介護保険自己負担、医療費、光熱費、保険外サービス費などを加えて考えます。
広告に「月額○万円」と表示されていても、本人が実際に払う総額とは限りません。
結論|「住宅に払う固定費」と「本人の状態で増減する費用」を分ける
家賃・共益費・生活支援費だけで比較せず、食事、介護、医療、光熱費、通院、保険外サービスまで加えた通常月の総額を作ります。さらに介護が増えた月・入院した月の2パターンも見積もると安心です。
まず毎月必ず払う固定費を整理する
| 固定費 | 確認すること |
|---|---|
| 家賃 | 居室の賃料 |
| 共益費 | 共用部等の維持費 |
| 生活支援サービス費 | 安否確認・生活相談等 |
| その他定額費 | 契約上の内容と対価 |
項目名だけで比較しない
「管理費」「基本サービス費」など名称が違っても、中身が似ている場合があります。
何が含まれるかを書面で確認する
安否確認、生活相談、緊急通報など、どこまで基本料金に含まれるかを確認します。
食費は利用方法で変わる
1日3食契約
月額定額か、1食単位かを確認します。
欠食時の減額
外出・外泊・入院時に、何日前までに連絡すれば食費が減るかを確認します。
自炊との併用
食事契約が任意なら、必要な食事だけ注文できるか確認します。
POINT
食費は「月3万円」といった表示だけでなく、31日の月、外泊、入院、欠食締切まで確認すると実際の年間費用が見えやすくなります。
電気・水道・通信費の扱い
個別メーターか定額か
使用量に応じて払うのか、共益費等に含むのかを確認します。
冬・夏に増える費用
冷暖房を多く使う人は季節差も見積もります。
テレビ・インターネット・電話
個別契約や設備利用料が必要かを確認します。
介護費は特定施設指定の有無で計算方法が変わる
特定施設指定がないサ高住
訪問介護、通所介護、福祉用具などを個別に利用し、その自己負担を加えます。
区分支給限度基準額
対象となる居宅サービスの利用量が限度を超えた部分は原則全額自己負担です。
特定施設指定のサ高住
特定施設入居者生活介護の自己負担や加算、実費を確認します。
「介護費込み」という表現は内訳を確認する
介護保険自己負担、保険外介護、住宅独自サービスのどれを含むのかを分けて見てください。
医療費・薬代・通院費も加える
診療・薬
訪問診療、外来、薬局などの自己負担を見積もります。
通院同行
住宅の有料付き添い、介護タクシー、家族送迎などを考えます。
医療材料
おむつや衛生材料など、本人が購入するものを確認します。
保険外サービス費が増えやすい項目
- 通院付き添い
- 買い物代行
- 居室清掃
- 洗濯
- 夜間の追加見守り
- 配膳・下膳
- 理美容
- 家族不在時の個別対応
単価だけでなく、1か月に何回使うかで計算します。
夫婦入居は二人分の見積書を取る
家賃は1室分でも他費用は2人分の場合がある
生活支援サービス費、食費、介護、医療などは人数分かかる場合があります。
一方だけ介護が必要な場合
介護費は個別に計算し、夫婦合計の家計負担を確認します。
平常月と介護が増えた月を比較する
平常月
現在の介護量で、固定費+食費+介護+医療+実費を計算します。
介護増加月
訪問介護を増やし、夜間支援や保険外サービスを追加した場合を見積もります。
住み替えの比較にも使う
現在のサ高住で支援を増やした総額と、介護付き有料老人ホーム等の総額を同じ項目で比較します。
入院した月の費用も確認する
入院しても居室契約が続けば、家賃等は継続するのが基本です。
食費
欠食期限までに連絡すれば停止・減額できるか確認します。
生活支援費
不在中も定額で発生するのかを確認します。
退院後の追加介護
状態が変わってサービス量が増える場合、退院月の費用は通常より高くなることがあります。
年間予算で考える
月額だけでなく、理美容、医療、衣類、家電買替え、季節の光熱費なども含めて年間で考えます。
年金だけで固定費を賄えるか
固定費を年金等の継続収入で支払えるか確認します。
変動費用のための余裕資金
介護や医療が増えてもすぐ家計が破綻しないよう、一定の余裕を見ます。
月額費用で確認したい10項目
- 家賃
- 共益費
- 生活支援サービス費
- 食費と欠食時の扱い
- 光熱・通信費
- 介護保険自己負担
- 保険外介護
- 医療費・通院費
- 入院時の費用
- 介護増加時の総額
請求書の見本を見せてもらう
料金表だけでは、実際の請求がどのようにまとまるか分かりにくいことがあります。
住宅からの請求
家賃、共益費、生活支援費、食費、保険外サービスなどがどの明細で出るか確認します。
外部事業所からの請求
訪問介護、訪問看護、薬局、医療機関など別事業者から請求される費用もあります。
家族が立て替える費用
衣類、日用品、通院交通費など、請求書に出ない支出も家計へ加えます。
料金改定に備えて確認する
物価や人件費等の影響で、食費やサービス費が改定される場合があります。
改定条件
契約書に料金変更の条件がどのように書かれているかを確認します。
通知時期
変更の何日前に説明があるか確認します。
値上げ後も払えるか
現在の月額ぎりぎりで予算を組まず、一定の余裕を持たせます。
比較するときは「同じ介護状態」で計算する
住宅Aは家賃が安くても介護保険外サービスが多く、住宅Bは家賃が高くても介護が包括される場合があります。
本人の一日の支援を共通条件にする
起床介助、入浴、排せつ、夜間介助など同じ条件で見積もります。
広告の最低料金同士を比べない
本人が実際に利用するサービスを加えた後の総額で比較します。
まとめ|広告月額ではなく「本人の通常月総額」で比較する
サ高住の費用は、住宅の固定費だけでは判断できません。
食事、介護、医療、保険外支援を加え、平常月・介護増加月・入院月の3パターンを作ると、無理のない予算か判断しやすくなります。
サ高住の月額費用の内訳については、住宅の説明を一般論で終わらせず、本人の状態と希望を具体的に伝え、契約書・重要事項説明書・料金表で確認してください。
サ高住の月額費用の内訳については、住宅の説明を一般論で終わらせず、本人の状態と希望を具体的に伝え、契約書・重要事項説明書・料金表で確認してください。
サ高住の月額費用の内訳については、住宅の説明を一般論で終わらせず、本人の状態と希望を具体的に伝え、契約書・重要事項説明書・料金表で確認してください。