グループホームの計画作成担当者は、本人の状態や希望を整理し、認知症対応型共同生活介護計画を作成する中心的な役割を担います。
計画作成担当者は共同生活住居ごとに配置され、所定の認知症介護研修を修了した人が担当します。複数の共同生活住居がある場合、計画作成担当者のうち少なくとも1人を介護支援専門員とする仕組みがあります。
結論|計画作成担当者は「本人の生活」と「現場の介護」をつなぐ役割
ケアプランを作るだけでなく、本人の変化を職員から集め、家族・医療職等と情報共有し、支援内容を見直す役割があります。資格名だけでなく、日々の介護へ計画を反映できているかを確認しましょう。
計画作成担当者は何をする人?
計画作成担当者は、本人の心身状態、生活歴、希望などを踏まえて、認知症対応型共同生活介護計画を作成します。
本人の生活課題を整理する
食事、排せつ、移動、睡眠、認知症による不安、医療などを確認します。
支援目標を決める
「転倒しない」だけではなく、「見守りを受けながら自分でトイレへ行く」など、本人の生活に結びつく目標を考えます。
具体的な介助方法へ落とし込む
声かけ、見守り、環境調整、直接介助など、現場の職員が実践できる内容にします。
配置基準はどうなっている?
計画作成担当者は共同生活住居ごとに置くことが基本です。
複数ユニットでは全員がケアマネジャーとは限らない
複数の共同生活住居がある事業所では、計画作成担当者のうち少なくとも1人を介護支援専門員とする仕組みがあります。
所定の研修修了が必要
計画作成担当者には、認知症介護実践者研修等、制度上必要な研修修了が求められます。
「ユニットごとに必ずケアマネ1人」と単純化しない
計画作成担当者の配置と介護支援専門員の配置条件は同じではありません。現在の人員基準と施設の重要事項説明書等で確認してください。
介護支援専門員ではない計画作成担当者もいる?
はい。事業所のユニット数や配置条件により、介護支援専門員ではない計画作成担当者が担当することがあります。
その場合は介護支援専門員との連携を見る
計画の作成・見直しに際し、介護支援専門員がどのように関わっているかを確認します。
肩書より実際のマネジメントを見る
本人の状態変化を把握し、職員・家族・医療とつなげられているかが重要です。
計画作成担当者と介護職員の違い
| 役割 | 主な仕事 |
|---|---|
| 計画作成担当者 | 計画作成、評価、見直し、情報調整 |
| 介護職員 | 日々の食事・排せつ・入浴・生活支援 |
計画作成担当者が介護業務を兼務する場合もあります。
兼務している場合は現場を知る利点がある
本人の日常を直接知りやすい一方、計画作成業務の時間を確保できているかも確認ポイントです。
計画作成担当者と家族は何を話す?
家族は本人の生活歴や以前の状態を伝え、施設から現在の生活状況を聞きます。
- 昔の仕事
- 好きな活動
- 苦手なこと
- 入浴・睡眠・食事の習慣
- 安心する声かけ
- 家族との関係
POINT
計画作成担当者へ相談するときは、「もっと介助してほしい」だけでなく、「本人が続けたいこと・続けられること」を伝えると、本人中心の計画につながります。
状態が変わったときの役割
介護量が増えたとき
移乗、排せつ、食事などの支援方法を再評価します。
認知症症状が変わったとき
急な変化なら身体疾患や薬も確認し、環境・関わり方を見直します。
医療ニーズが増えたとき
看護職・主治医と情報共有し、施設で生活を続けられるかを検討します。
見学時に確認したい計画作成担当者の働き方
計画作成担当者について確認したい7項目
- 担当者は誰か
- 介護支援専門員との連携はどうなっているか
- 現場介護との兼務状況
- 本人の希望をどう把握するか
- 家族の意見をどう反映するか
- 状態変化時の見直し方法
- 職員へ計画をどう共有するか
まとめ|計画作成担当者はケアプランを現場につなげる人
グループホームの計画作成担当者は、本人の生活と介護を整理し、認知症対応型共同生活介護計画を作成する役割を担います。
複数ユニットでは、すべての計画作成担当者が介護支援専門員とは限りません。
資格だけでなく、本人の日常を把握し、家族・職員・医療と連携しながら計画を見直せているかを確認しましょう。