ケアハウスの料金は、本人の収入によって変わる部分と、収入だけでは決まらない部分があります。年金額を聞いて月額全体を推測すると、実際の請求と合わないことがあります。
この記事では、収入が利用料に関係する仕組みと、総額を確認する方法を説明します。
収入が主に関係するのは事務費の本人負担
まず押さえたいこと
ケアハウスでは、サービス提供費である事務費の本人負担が、原則として前年の収入から認められる必要経費を差し引いた「対象収入」などに応じて決まります。利用料全体が収入だけで決まるわけではありません。
対象収入は、税の計算に使う所得や、年金の手取り額と必ずしも同じではありません。施設が適用する自治体の基準と、本人の資料で確認します。
収入が低ければ、居住費、食費、医療費などがすべて無料になると考えないでください。
生活費や居住費などは別に確認する
事務費のほか、食材料費や共用部分の光熱水費などの生活費、居住に関する費用がかかります。居室の光熱水費や個人の実費は別請求の場合もあります。
介護サービスを使えば、その自己負担なども加わります。収入に応じた負担軽減の説明を受けるときも、どの費目が変わるのか、変わらないのかを分けて確認しましょう。
同じ年金額でも対象収入や支払総額は異なり得る
必要経費として認められる支出や、他の収入の有無によって、対象収入が異なることがあります。非課税の年金なども税と同じ扱いとは限らないため、施設へ種類を伝えます。
さらに、管理費や食費などの設定、利用する介護・医療の量も総額に影響します。別の人の請求額をそのまま自分の見込みにしないことが大切です。
夫婦入居や収入変化は算定方法を確認する
夫婦入居では、二人の収入・必要経費を合算して扱う方法などが適用される場合があります。対象になる条件と減額の仕組みを施設へ確認してください。
入居後に年金や就労収入などが変わっても、すぐ翌月の利用料に反映するとは限りません。申告時期、再計算の条件、適用開始月を聞き、変更を伝える必要があるか確認します。
見積もりは資料を揃えて本人の条件で受ける
年金の通知、収入を証明する書類、必要経費の領収書など、施設が指定する資料を準備します。対象年と年度の違いにも注意し、指定された期間の資料を提出します。
見積もりでは、事務費の階層と金額、その他の月額、介護・医療を含む見込みを分けて出してもらいましょう。料金改定もあり得るため、適用年度と見直し時期まで確認してください。