グループホームの職員配置

グループホームの職員配置を見るとき、「入居者3人に職員1人」という数字だけで手厚さを判断するのは危険です。

制度上、日中は利用者3人またはその端数ごとに介護従業者1人以上を常勤換算で配置する考え方があり、夜間は原則として共同生活住居ごとに夜勤職員を配置します。

常勤換算は勤務時間の合計による基準であり、いつでも入居者3人に職員1人が付き添うという意味ではありません。

結論|配置基準と「その時間に現場にいる人数」は分けて見る

日中の常勤換算、夜勤配置、管理者・計画作成担当者などの役割を分けて確認します。さらに、朝食前・夕方・夜間など介助が集中する時間帯に何人が現場で動けるかまで聞きましょう。

日中の介護職員は利用者3人に1人以上が基本

日中の介護従業者は、共同生活住居ごとに利用者3人またはその端数ごとに1人以上を常勤換算で確保する基準があります。

「3対1」はマンツーマンの割合ではない

常勤換算は複数職員の勤務時間を合計し、常勤職員の所定勤務時間で換算する方法です。9人の入居者に対して24時間いつでも3人いるという意味ではありません。

夜間は原則としてユニットごとに夜勤職員を配置する

夜間・深夜は、原則として共同生活住居ごとに夜勤職員を配置します。

3ユニットには一定条件を満たす場合の例外がある

3つの共同生活住居が同一階で隣接し、利用者の状況を円滑に把握して速やかに対応できる構造で、安全対策が講じられている場合には、事業所全体で夜勤2人以上とできる例外があります。

「基準を満たしている」と「本人に十分な支援ができる」は同じではありません

本人の介助量や他入居者の状況によって、実際に必要な余裕は変わります。

管理者・計画作成担当者・介護職員は役割が違う

役割主な仕事
管理者事業所運営、職員管理、サービス提供体制の管理
計画作成担当者介護計画の作成・評価・見直し
介護従業者食事・排せつ・入浴・移動など日常生活の支援
看護職員配置・連携状況に応じて健康管理や医療面を支援

朝・夕方・夜間の実働人数を見る

起床、食事、服薬、排せつ、入浴、就寝準備などは特定の時間帯に重なります。

POINT

職員配置を見るなら、最も人数が多い昼間より、介助が集中しやすい朝夕や少人数になる夜間の体制を確認すると実態が見えやすくなります。

二人介助が必要な人

移乗や入浴で二人必要な場合、応援を呼べる体制か確認します。

夜間に頻回介助が必要な人

夜勤人数と、他入居者の介助が重なったときの対応を聞きます。

見学で確認したい職員配置

職員体制を確認する8つの質問

  • 日中の常勤換算人数
  • 朝・昼・夕方の実際の勤務人数
  • 夜勤は各ユニット何人か
  • 3ユニット例外を適用しているか
  • 二人介助が必要なとき誰が応援するか
  • 管理者・計画作成担当者は介護業務と兼務しているか
  • 看護職員はいつ勤務しているか
  • 欠勤・休暇時の代替体制

まとめ|職員配置は「数字」から「実際の勤務体制」まで掘り下げる

日中は利用者3人またはその端数ごとに1人以上を常勤換算で確保する考え方が基本で、夜間は原則ユニットごとに夜勤職員を配置します。

基準人数だけでは本人に合うか判断できません。朝夕の実際の勤務人数、夜間の応援、管理者等の兼務、看護体制まで確認しましょう。

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